志馬クリニック四条烏丸

志馬クリニック四条烏丸 男性妊孕ドック

男性妊孕ドック

はじめに

男性妊孕ドックは、未病(=病気ではないが、健康でもない状態)の男性の妊孕性(妊娠のしやすさ)を調べるための妊孕健康診断です。医学的介入をしないと妊娠しない状態になる前に、まず未病の段階で妊孕性を下げているかもしれない要因を知り、より性衝動を高めて夫婦生活を充実し、できるだけ自然に体内で妊娠しやすい環境作りを目指します。



対 象

当院通院中の女性と一緒に妊娠を望む男性


背 景

  • 不妊症(infertility)とは、「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく性生活を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない(未妊)状態」を指します。この場合の「ある一定期間」とは、米国では1年、日本や欧州では2年とされています。
  • 最近の報告(英国保健省2009)によると、不妊症の原因は下記の様に分類されます。
    「女性因子30%、男性因子30%、男女複合因子10%、原因不明25%、その他5%」
  • 不妊症の約40%に男性側の要因がかかわっていることから、不妊は夫婦(カップル)の問題ととらえ、男女ともに妊孕性に関する情報を集めて今後の妊孕プランを立てる必要があります。
  • 不妊症専門外来は、当初は婦人科を中心に女性のための専門外来として発展してきた経緯があり、今なお、女性は婦人科、男性は泌尿器科という縦割りの診療スタイルが多いようです。たしかに、専門的な検査や治療を各科の専門医が担う上では、このスタイルが理にかなっていますが、不妊の男性因子をさらに詳しくみてみると、実際には「絶対的に妊娠できない状態(不妊 Sterility)」よりも「病気とまでは言えないけれど相対的に妊孕性が下がった状態(低妊孕 Subfertility)」であることが多いと報告されています。

男性妊孕ドックの特徴

  • 男性妊孕当院の「男性妊孕ドック」は、挙児を臨む男性が専門的な検査や治療を受ける前に、パートナーの女性と同じ施設で、まず妊孕性について安心して相談できる窓口です。性生活におけるちょっとした不具合や、女性中心に進みがちな不妊治療における戸惑いまで、今さら聞けない「こんなこと」を、常勤の男性医師が妊孕家庭医として丁寧にお伺いします。
    1. 女性不妊症専門外来(産婦人科)
    2. 男性不妊症専門外来(泌尿器科)
    3. 男性妊孕ドック(当院)
  • 病気ではないが、健康でもない男性の、妊孕力をつける生活指導(不妊予防)や低妊孕(Subfertility)の改善に重きを置いた診療が中心です。諸検査の結果、高度な問題が判明した場合には、泌尿器科専門医による精査加療をおすすめします。

男性妊孕ドックの内容

  1. 問診
    食事、栄養、運動、睡眠、ストレス、性生活など生活習慣を見直して、より妊娠しやすい生活習慣を目指します。特に、ニコチン依存症の方には、禁煙補助剤を併用した禁煙サポートも積極的に行います。
    男性妊孕ドック 問診票ダウンロード 初診
  2. 精液検査
    妊孕性を調べる検査の中で、WHOが推奨する最も基本的かつ重要な検査の一つです。2〜7日間の禁欲期間(射精しない期間)の後、院内にある専用の採精室でマスターベーション(自慰行為)により専用容器に採取していただきます。採精後は「WHO精液検査ラボマニュアル第5版(2010年)に準拠し詳細な精液検査を行います(精子特性分析SQA-V:5,300円)。
  3. 血液検査
    1. 妊孕健康スクリーニング
      血液検査データを分子栄養学に基づいて解析し、一般の健康診断では指摘されにくい「不健康な未病」の状態を改善することにより、妊娠しやすい健康状態を目指します。
    2. ホルモン検査
      テストステロン(男性ホルモン)、LH(黄体刺激ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)を調べ、ホルモンのアンバランスを改善することにより、妊娠しやすいホルモン環境を目指します。
    3. 感染症検査
      妊孕性を低下させる要因の一つである、性感染症(性行為により感染する疾患)と、妊婦中に問題になる風疹を調べます。特に、性感染症は、夫婦(カップル)で検査と治療をするのが効果的です。自覚症状がない男性も、積極的に検査をお受けください。
  4. 診察
    精巣の性状(大きさや硬さ)や静脈瘤の有無を確認することがあります。高度の異常がある場合は、泌尿器科専門医に依頼しさらなる精査加療をおすすめします。



男性妊孕ドックでできること

  1. 現時点での男性の妊孕性の確認
  2. 妊娠しやすい生活習慣の見直し
  3. 妊娠しやすい性生活の再確認
  4. 男性性機能障害(勃起障害・膣内射精障害)の対策
  5. 女性不妊症や不妊治療そのものへの男性の理解を深めることによる夫婦(カップル)の妊孕性向上
  6. 妊孕性に関する夫婦(カップル)の情報を、同じクリニック内で、同じ担当医が共有することにより、夫婦(カップル)としての価値観や優先順位により合った細やかな治療方針がたてやすくなる。

初診時の注意事項

  • 完全予約制です。
  • 初診予約は電話にて承ります。
    電話予約番号 075-221-6821
    予約受付時間:9:00〜17:00(月〜土)
  • すべて男性医師(志馬裕明)が担当いたします。
  • 診療は、原則として保健診療です。受診の際は健康保険証をお持ちください。
  • お一人お一人のご不安やご心配を丁寧に伺うため、保険診療に基づく「予約診療」を行っております。
    初診料以外に、別途「予約料」がかかります。
    予約料(初診) 4,000円/30分程度
  • 当院では、健康保険の厳正な適応を遵守しております。ご相談内容によっては、健康保険が適応できず予約料以外に自費診療料金が発生する場合がございます。あらかじめ自費診療料金表をご確認ください。自費診療料金一覧
  • 問診票にあらかじめ記入しご持参くださいますと、待ち時間が短縮できます。
  • 予定時刻の15分前にお越しください。お子様連れの来院はお控えください。
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