志馬クリニック四条烏丸

志馬クリニック四条烏丸 医療内容 サプリメントの真実

サプリメントの真実

はじめに

健やかで幸せな未来を築くために、まず大切なこと、それは「ちゃんと食べる」こと。日頃からバランスのとれた美味しい食事をとることで病気を予防し健康を保つという考え方がまず基本です。そんなことは分かっている、という方も多いでしょうし、健康意識の高まりと共に、だれもがそれなりの方法で食生活に気を遣っているのも確かでしょう。でも実際には、「栄養のバランスに気を遣っている」ということと、「必要な栄養素がちゃんと摂れている」ということにはかなりの隔たりがあるようです。かといって、推奨される栄養素を必要量すべて食事で補おうとすると、多大な時間とお金と労力がかかることも容易に想像できます。
そこでおすすめは、「食事で有害なものを摂らない」ことには厳格になり、「食事で有益なものを摂る」ことには寛容になる。ファストフードやお菓子をやめて、必要な栄養素はできれば食事で摂るように心がける、それでも足らない栄養素や積極的な健康を実現する栄養素は、良質のサプリメントを上手に活用して健康長寿・妊孕長寿を目指す。私どもが考える、健やかで幸せな未来の一つのかたちです。


サプリメントの分類

  • 日本では、サプリメントとは「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態のもの」と考えられています。
  • 欧米では、サプリメントとは「従来の食品・医薬品とは異なるカテゴリーの食品で、通常の食品と紛らわしくない錠剤・カプセル等の形状のもの」と考えられています。
  • 日本の法律では、口に入るものは「食品」か「医薬品」のどちらかで、「健康食品」という定義はありません。
  • 現時点で、健康食品やサプリメントとは、国が認めている保健機能食品と、それ以外の「いわゆる健康食品」に大きく分類できます。

サプリメントに関するエビデンス(科学的根拠)の考え方

  1. ヒトに用いた試験情報に注目する
    試験管内の実験や、動物実験の情報もエビデンスとしては重要ですが、試験管内の実験では消化吸収の影響が分からないし、動物実験では必ずしもヒトに適用できるとは限りません。
  2. 対象としたヒトの背景に注目する
    たとえヒトの試験情報でも、年齢、性別、栄養状態、人種も考慮して情報を解釈する必要があります。エビデンスがいかに確かでも、背景が異なると、そのまま適用できないことがあります。
  3. ビタミン・ミネラルとそれ以外の成分を含むサプリメントは区別して考える
    ビタミン・ミネラルに関するヒトでのエビデンスはたくさんありますが、それ以外の成分に関してはきわめて乏しいのが現状です。特に、ハーブなどの天然物では、産地や収穫時期によって含有成分が異なるため、科学論文から得られたエビデンスが、市販製品にそのまま適用できないことがよくあります。
  4. 同じ名称のすべての製品に、エビデンスが適応できるわけではない
    市販されているサプリメントは、同じ名称であっても品質の異なる多種多様の製品が流通しています。製品情報を判断する際には、製品に表示通りの成分が含まれているか、安全性に影響する有害物質が含まれていないか、含有成分を確認する方法やシステムが備わっているか、といったポイントに着目しましょう。マルチビタミンミネラルが有効といっても、どの製品でも有効なわけではありません。むしろ、選ぶべきサプリメントは、ごくわずかの製品に限られています。

理想とするサプリメントの特徴

  1. 流行の成分よりも、あたりまえの栄養素
    メディアや宣伝、広告などから流れてくる意図的な情報や流行に惑わされて「特効薬」を追い求めるのではなく、命の元になる5大栄養素(糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル)をバランスよく摂取することが最も大切です。現代の食生活をみると、糖質、脂質、タンパク質を過剰に摂取しがちな反面、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の摂取不足になりがちです。そこで、健康・妊孕のために最も優先すべきサプリメントは「マルチビタミンミネラル」です。
  2. 効果の体感できる栄養成分と量
    単に足らない分を補うだけではなく、通常より高いレベルの健康(オプティマル・ヘルス)を目指して、積極的な健康を実現できる栄養素を補える配合が望まれます。
  3. 日本人のための設計
    海外製品の中にも良質のサプリメントはありますが、日本人向きの設計ではないため、食習慣が異なる私たちにとってその配合が最適とはかぎりません。剤型も、粒が大きく飲みにくいものが多いのも問題です。日本人の食習慣をふまえて設計された、飲みやすい形状のものが理想です。
  4. 天然由来の原料を使用
    天然由来の原料は、食物にきわめて近い形態で、食物と同じ消化プロセスをたどるため、化学合成原料に比べ、身体への親和性が高く体内で自然に吸収・活用されます。さらに、妊娠前や妊娠中にも摂取することを考えると、サプリメントの目的によって合成原料が最適と考えられる場合を除き、天然の原料が望ましいと考えます。
  5. 日本国内での生産
    製造コストだけを考えると中国などで生産することはメリットがありますが、品質管理や緊急時対応にまだまだ不安があります。体に取り込む食品、とくに命を育む栄養素を配合したサプリメントを製造する過程で求められるのは、何より「高い安全性」です。その点、日本国内のGMP(医薬品製造基準)対応工場で製造された製品に勝るものはありません。

確認すべきサプリメントの性能基準

同じ「マルチビタミンミネラル」という製品名でも中身は大きく異なります。野菜や果物と同じで、だれが、どんな想いで、どんな方法で、どれだけこだわって作っているかがサプリメントの品質を大きく左右します。

  1. 原 料:何から作られているのか?天然か合成か?どこの原料メーカーか?
  2. 配 合:科学的根拠に基づいた成分量とバランスで配合されているか
  3. 製 造:安全性と品質は担保されているか?有効成分が表示通りに含まれているか?
  4. 添加物:有効成分以外にどんなものがどれくらい入っているのか?添加物は必要最小限か?香料・甘味料・着色料・増量剤・保存料は入っていないか?

実際に良質のサプリメントを見分ける方法

雑誌や広告にでてくる有名芸能人のお勧めや著名なドクターの監修などはまったく当てになりません。むしろ宣伝にコストがかかっている分、中身にお金がかかっていないかもしれません。大切なのは中身です。本質です。そして「裏面」です。サプリメントの裏に記されたパッケージにこそ、知りたい情報が凝縮されています。

  1. パッケージに書いてあること
    • 原材料表示:「何がはいっているか」→ JAS法により表示が義務づけられている
    • 栄養素配合表:「どれだけ入っているか」→ JAS法により表示が義務づけられていない
  2. パッケージから読み取れること
    • 含まれている栄養素の配合量 →これが表示されていない時点で信頼性に疑問ありといえます
    • 天然由来か?化学合成由来か?
    • 添加物がどのくらい使用されているのか?
    • どのような添加物が使用されているのか?
  3. ご相談ください
    「ドクターはサプリなんて無関心?」「食品だから効果はないって言われる?」とんでもない。 どうぞ、気兼ねなくお手持ちのサプリメントを私どもにお見せください。これで良いのか、合っているのか、続けるか、変えるのか、などなど、それぞれの価値観や優先順位にそって、もう一度、あなたに最適のサプリメントをご一緒に見直しましょう。

私どもが選ぶサプリメントの基準

  1. 自分たちが飲みたいと思う製品
  2. 子供にも飲ませたいと思う製品
  3. 家族や大切な人から飲んでみたいと思われる製品

院内取り扱いサプリメント料金表

マルチビタミン
マルチビタミン
マルチビタミン
マルチビタミン
葉酸+B6/12
葉酸+B6/12
ヘム鉄
ヘム鉄
抗酸化剤
抗酸化剤
挙児希望女性用 挙児希望男性用 挙児希望女性用 吸収しやすい鉄 卵子の健康をサポート
 
抗酸化剤
抗酸化剤
滋養強壮剤
滋養強壮剤
高性能マルチビタミン
高性能マルチビタミン
オメガ3系脂肪酸
オメガ3系脂肪酸
有胞子性乳酸菌
有胞子性乳酸菌
精子の健康をサポート 夫婦生活の充実 積極的な健康 炎症とアレルギーを抑制 腸内細菌叢の改善
 
  N-アセチルグルコサミン
N-アセチルグルコサミン
コラーゲンの材料
コラーゲンの材料
プラセンタエキス
プラセンタエキス
 
関節サポートと美容 美容と健康 美肌と疲労回復

注意事項

  • サプリメントには健康保険が適応されません。あらかじめ自費料金表をご確認ください。
  • サプリメントを摂取するか否かは、最終的にはご自身の判断です。かといって、巷にあふれる玉石混淆(ぎょくせきこんこう)のサプリメント情報をご自身で取捨選択するのは極めて困難です。気になるサプリメント情報があれば、ぜひ私どもにも教えてください。
  • サプリメントを摂取するか否かが、保険診療の治療方針に影響することはありません。ご安心ください。

作り手の「顔」と「想い」が見えるサプリメントが基本です

 

サプリメントは食品です。
企業の利潤追求や様々なしがらみのために、作り手自らが口にしないような食品を口にするのはためらいます。健やかで幸せな未来を育むために、作り手が家族に食べさせることができるレベルの安全性が確保されているかどうかは、サプリメントを選ぶ上でもとても重要です。
私どもも、自分たちと、大切な家族の健康を考え直したとき、どんなにその製品の安全性と有効性を頭で理解できても、いざ口にするとなると、やはり「作り手の顔」が見えないことには不安が拭いきれませんでした。そこで、売り手や営業の方でなく、実際の作り手にお目にかかり、実際の工場を見学し、実際に作っている現場に立ち会い、その製品を作るに至ったこだわりと誠実な想いを、じっくり時間をかけて伺ってはじめて、納得のいく、安心してお任せできる、そんなサプリメントにたどり着きました。
サプリメントは一つの手段であって「ただ飲むこと」が目的ではありません。コンビニやディスカウントショップにおいてある激安サプリも、お友達にすすめられたよく分からないサプリも、作り手の顔が見える良質のサプリも、どれも一つの選択肢です。摂るか摂らないかも含めて、ご自身が納得のいく選択ができるようにお手伝します。
日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー 志馬千佳