志馬クリニック四条烏丸

志馬クリニック四条烏丸 医療内容 人工妊娠中絶

人工妊娠中絶

はじめに

人工妊娠中絶(induced abortion ; IA)とは「胎児が、母体外において、生命を保存できない時期(※1)に、人工的に、胎児およびその附属物(※2)を母体外に排出して妊娠を中断すること」(母体保護法)をさし、外科的に排出する方法を人工妊娠中絶術と呼びます。
※1.妊娠22週未満  ※2.胎盤、卵膜、臍帯、羊水


対 象

人工妊娠中絶は、母体保護法第14条の下記2項に該当する場合のみ、母体保護法指定医師(以下、指定医師)が実施いたします。

  1. 妊娠の継続または分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがあるもの
  2. 暴行もしくは脅迫によってまたは抵抗もしくは拒否することができない間に姦淫されて妊娠したもの

■ 本手術は、本人からの求めに応じて希望で行うものではないので、指定医師が同法に則り中絶の適応がないと判断した場合には施行できません。


同 意 

原則的に、本人と配偶者(またはパートナー)の同意が必要です。同意書にご署名いただきます。
ただし、下記項目に該当する場合は、本人の同意のみで手術可能です(除外対象)。

(ア) 母体保護法第14条第2項に該当する場合
(イ) 配偶者が知れない場合
(ウ) 配偶者が意思を表示することができない場合
(エ) 妊娠後に配偶者が亡くなった場合

ここでいう配偶者とは下記の関係をさします。
(ア) 民法上に記す届け出によって成立した婚姻関係にあるもの
(イ) 届け出はしていないが実質的に夫婦と同様の関係にあるもの

18歳未満の場合は、必ず保護者の同意が必要です。

年齢にかかわらず、万一の事態に備え、必ず保護者の連絡先を伺います。重篤な副作用や合併症など保護者に確認が必要な問題が起こらない限り、こちらから連絡することは一切ございません。

個人情報保護の理由で、外部からのお問い合わせに対してお答えすることは一切ございません。

同意書・連絡先確認表

( ○必要 ×不要 )


手術について

  1. 術前処置(子宮頸部拡張)
    • 手術当日に、子宮頸部(子宮の入口)を拡張するための特別なスポンジ(ラミケンR)を装着します。2時間程度で体液を吸いゆっくりと膨張して子宮頸部を拡張します。この準備により、子宮頸部を痛みなく円滑に拡げることができ、その後の子宮内容物の排出が容易になります。
    • 術前処置(子宮頸部拡張)を目的として手術前日に来院する必用はございません。当院で使用しているラミケンRは2〜3時間で十分な拡張効果が得られますので、手術当日の術前処置で間に合います。ご安心下さい。
    • 通常は痛みもほとんどなく麻酔の必用はございません。まれに、装着後から下腹部に生理痛のような違和感を覚える方もいらっしゃいますが鎮痛剤で十分対応可能です。ご安心下さい。
  2. 人工妊娠中絶術(吸引法)
    • 手術は、必ず母体保護法指定医師2名で行います。
    • 経腹超音波ガイド下に常に子宮を確認しながら手術を行います。
    • 静脈麻酔下に、拡張した子宮頸部から吸引器(=内容物を吸い出す器具)を子宮内に挿入し子宮内容物を体外に排出します。手術室で、10-15分程度で終わります。
    • 当院では「吸引法(EVA電気的真空吸引)」を行っております。世界保健機構(WHO)が定める安全な中絶ガイドライン第2版2012年でも、「中絶薬(日本未承認)」と「吸引法」が推奨されており、「掻爬法」は「中絶薬や吸引法が使えない場合のみ使用」とされています。日本国内では、昔から慣例的に「掻爬法」が行われてきた経緯があり、いまだに「掻爬法」を支持する見解も散見されますが、今後は世界的な安全基準に沿って「吸引法」へ移行していくものと思われます。

人工妊娠中絶術の術式

吸引法と掻爬法の違い

世界保健機構(WHO)が定める「安全な中絶ガイドライン第2版2012年」(抜粋)

(邦訳)


麻酔について

  1. 静脈麻酔
    • 鎮静剤(=眠くなる薬)と鎮痛剤(=痛みを取る薬)を点滴で体内に注入します。
    • 日帰り手術に最適かつ十分な無痛麻酔を導入しています。
    • 術中に意識はなく痛みを感じることもありません。
    • 術後は1時間程度ですっきり覚醒し、覚醒後も痛みや不快な症状はほとんどありません。
    • 手術担当医とは別に、麻酔担当医が麻酔を行います(専門医2人体制)。
    • 1日2組限定のため、十分な麻酔管理時間を確保しております。回復室のベッドを早く空けるために「早く帰れる効きの浅い麻酔」を使用するようなことはございませんので、ご安心ください。
    • 以前に同様の静脈麻酔で不快な思いをされた方も、ぜひ一度、担当医にご相談ください。多くの産婦人科施設で今なお採用されている従来の静脈麻酔法に比べ効き具合や快適さが違います。
  2. 注意事項
    • あらかじめ麻酔問診票にご記入いただきます。
    • 合併症や健康状態によっては、麻酔および手術を承りかねることもございます。
    • 麻酔に伴う副作用・合併症の頻度は、他の小手術となんら変わりありません。
    • 術後は、独歩で帰宅可能です。麻酔の影響で判断力が低下している可能性がありますので、車の運転はお控えください。翌日以降の日常生活に支障はありません。

副作用・合併症

  1. 麻酔に伴うもの
    呼吸抑制、血圧低下、ショック、誤嚥などが起こる可能性があります。これらの副作用は、流産手術に特有の合併症ではなく、虫歯を抜く時の局所麻酔でも起こりうる合併症です。事前の麻酔問診票などであらかじめ合併症が起こりやすいかどうかを見極めた上で、十分な準備をして麻酔に望みます。それでもなお起こった場合には、直ちに全身管理を行い、安全を確保するとともに、必要に応じて、速やかに高次医療機関と連携いたします。
  2. 手術に伴うもの
    (ア) 子宮頚管裂傷:まれに、子宮頚管を拡張する際に子宮頚管を損傷することがあります。
    (イ) 子宮穿孔:妊娠子宮は柔らかく、頸部拡張や手術操作で、まれに子宮に孔があくことがあります。
    (ウ) 妊娠組織の遺残:本手術は超音波補助下に子宮内容物を排出しますが、まれに、妊娠組織の一部が体内に残存することがあります。ほとんどの場合、いずれ自然排出しますが、非常にまれに再手術が必要なこともあります。
    (エ) 感染:子宮や卵巣、卵管に感染を起こすことがあります。
    (オ) 出血:術後1週間程度は少量の出血が持続します。月経程度の出血であれば様子を見ていてください。まれに、出血が多くなることがあります。子宮収縮が不良の場合には子宮収縮薬を投与し、出血が多量の場合には、非常にまれに輸血を行うこともあります。
    (カ) 子宮内膜の菲薄化:掻爬(sharp curettage)を繰り返すことにより子宮内膜が菲薄化し着床障害の原因になる可能性が報告されています。当院では原則的に掻爬は行っておりません。

費用について

手術費用(妊娠12週未満)139,800円(自費)

  • 手術・麻酔・診察・処置・検査・薬剤・処方の各費用を含みます。
  • 指定医師2名と看護師、助手の計4名が手術に専念いたします。
  • 安全とプライバシーを確保するため1日2組限定で承ります。
  • 完全予約制で手術中は外来診療を中断しているため他の方に会う心配もありません。
  • 日帰り手術に最適かつ十分な無痛麻酔の料金を含みます。

費用シミュレーション(典型例)


全体の流れ

  1. 初診時
    • 妊娠検査、内診、超音波検査、子宮頸がん検査、膣分泌培養、クラミジア検査
    • 母体保護法の適応確認
    • 手術および必要書類の説明(手術同意書・麻酔問診票)
    • 手術日時の予約(手術日時 月・火・水・金・土 ①12:00/②13:00
    • 術前検査(血液検査)
  2. 手術当日
    • 必要書類の確認(手術同意書・麻酔問診票)
    • 術前処置および中絶手術
  3. 術後診察
    • 術後経過の確認
    • 内診、超音波検査
    • 今後の避妊方法の相談

手術当日の流れ


  1. 食事制限
    • 誤嚥防止のため、下記要項をお守りください。
      前日夜の食事から、油もの、消化の悪いものはなるべくお控えください。
      絶食 手術の6時間前(午前①6:00 または ②7:00〜
      ×ミルク・コーヒーフレッシュ
      絶飲 手術の3時間前(午前①9:00 または ②10:00〜
      〇常用薬は当日朝までお飲みください。
  2. 来院・会計
    • 手術の2時間前(午前①10:00 または ②11:00)に来院してください。
    • 受付時に、同意書、麻酔問診票を再度確認し、先に会計を済ませていただきます。
  3. 術前処置:午前①10:00 または ②11:00
    • 子宮頚部(子宮の入口)を拡げるための特別なスポンジを装着します。数分程度で終わります。
    • 装着後は歩行も外出も可能です。まれに月経痛のような下腹部痛を伴う場合があり、回復室で横になって経過をみることもあります。
  4. 手術(人工妊娠中絶術):午前①12:00 または ②13:00
    • 回復室で更衣後、手術室にご案内します。
    • 手術室で点滴ルートを確保し安全管理モニターを装着した状態で麻酔を行います。
    • 手術は約10-15分程度で終了します。
  5. 術後経過観察
    • 回復室にて2-3時間程度、術後経過を観察します。
  6. 帰宅:午後①15:00 または ②16:00
    • 麻酔から覚めた後、手術経過について担当医がご説明します。
    • 帰宅時は、できるだけ付き添いをお願いいたします。
  7. 処方・再診予約
    • 術後に必要な薬剤を受け取り、次回再診(1週間後)の予約をして帰宅します。

病理組織検査

体外に除去した子宮内容物は、術後、病理組織検査を行います。

  • 子宮外妊娠の除外:妊娠組織が子宮内に存在していたかどうかを調べることにより、正常に子宮内に妊娠していた(=子宮外妊娠ではない)ことを確認します。
  • 異常組織像の除外:胞状奇胎、絨毛癌、子宮癌などの異常の有無を確認します。
  • 術後の病理組織検査で何らかの異常が見つかった場合、他の精査加療をお勧めすることがあります。

次回月経発来時期

  • 通常、中絶手術後30-50日程度で月経が発来します。
  • 術後50日以上月経が発来しない場合は、再診して医師とご相談ください。
  • 術後、次回月経発来までに妊娠する可能性がございます。必ず確実な避妊を行って下さい。

その他の確認事項

  • 付き添い:帰宅時は家人の付き添いをお勧めします。
  • 常用薬:手術当日朝まで、いつも通りお飲みください。
  • 化 粧:術前にファンデーションと口紅は落としてください。アイライン、アイブロー、ネイルアートはそのままで結構です。
  • 術後薬:抗生剤と子宮収縮剤をお渡しします。手術当日夜からお飲みください。
  • 入 浴:出血がとまるまでは入浴はお控え下さい。シャワーは手術当日から可能です。
  • 性 交:出血が止まるまではセックスをお控えください。
  • 飲 酒:出血が止まるまでは飲酒はお控えください。
  • 就 労:手術翌日以降、いつも通り就労可能です。
  • 避 妊:術後、次回の月経が発来するまでに妊娠することがあります。必ず避妊してください。

健やかで幸せな未来のために

すぐできること、それは「より確実な避妊方法」を選択し実行することです。やめれば再び妊娠できる(可逆的な)避妊法の中で、安全性と避妊効果が最も高い低用量ピル(OC)の継続的な服用をお勧めします。 →説明書「低用量経口避妊薬:OC」参照

国内で可能な避妊法とパール指数(※)

※ パール指数:ある避妊法を1年間使用した場合の妊娠率(人/100人中)


SHIMECLINICの人工妊娠中絶術のポイント


中絶に関するよくある質問(FAQ)

  1. Q1. 将来、妊娠しにくくなりますか?
    • A. いいえ、なりません。
      「きちんと」「丁寧に」中絶をすれば、何の問題もありません。逆に、色々な理由で「いいかげんな」「雑な」中絶をすれば、術中術後の合併症などが原因で、将来、妊娠しにくくなる可能性もあります。テレビドラマなどでよく耳にする、「過去に中絶をして、妊娠できない身体になった」などというくだりは、ストーリーをドラマティックにする演出するために多用されすぎで、少なくとも日本の医療レベルでそのようなことは滅多に起こるものではありません。ただ、望まない妊娠と中絶を「何度も繰り返す」ことで妊娠しにくくなる可能性も指摘されています。術式の選択、術後の管理、経過観察において、将来の妊孕能を低下させないような細心の注意が必要です。そういう意味では、単に中絶手術だけして終わりではなく、当院のように、不妊治療も専門とする母体保護指定医師が中絶手術も担当する意義はとても大きいと考えています。
  2. Q2. 家人にばれないように配慮していただけますか?
    • A. もちろんです。
      プライバシーには細心の注意を払っております。こちらから家人にご連絡することは一切ございません。「家人」「知人」はもちろん「本人」からのお問い合わせにも一切お答えすることはございません。ご安心ください。

      個人情報保護指針

  3. Q3. 家人の連絡先はどうしても必要ですか?
    • A. 必要です。
      プライバシーには最大限配慮しておりますが、万が一、手術や麻酔で深刻な合併症が起こった時には、家人の協力が必要になる可能性があります。特に、本人の意思が確認できないような場合には、家人に本人の意思を代弁していただくことになります。「家人」の意味は、「あなたの命に責任が持てる人」という意味です。もしもの場合は、どなたにあなたの命を任せてよいかをよく考えて、ご記入ください。
  4. Q4. 健康保険は使えますか?
    • A. お使いいただけません。すべて自費診療です。
  5. Q5. 何か特別な準備や必要な持ち物はありますか?
    • A. いいえ、ございません。
      術衣やナプキンなど、手術に必要なものはこちらですべて用意いたします。服装も特別な制約はございません。手術当日の食事と飲水の制限だけ必ずお守りください。
  6. Q6. 中絶手術中、付き添いが要りますか?
    • A. いいえ、手術中の付き添いは不要です。
      ただし、緊急事態にはあらかじめ伺った「緊急時連絡先」にご連絡することがございます。
  7. Q7. 中絶手術後、お迎えが要りますか?
    • A.はい、手術後はお迎えをお願いします。
      静脈麻酔に使う鎮静剤の後遺症で、帰宅時にボーッとすることがあり独歩での帰宅にやや不安がある場合がございます。
  8. Q8.手術当日は、車で行ってもいいですか?
    • A. いいえ、ご自分で車を運転しての来院はお控えください。
      術前の運転自体に問題はないのですが、手術後は麻酔の後遺症で車の運転は危険です。同様の理由で、帰宅時のバイクや自転車の運転もお控えください。
  9. Q9.女性スタッフだけで手術をお願いできますか?
    • A.いいえ、承りかねます。
      安全を最優先して、必ず「専門医かつ指定医師が2名」立ち会いますが、内1名は男性です(志馬裕明)。それ以外のスタッフはすべて女性ですので、どうぞご安心ください。
  10. Q10. 手術の経験はどれくらいありますか?
    • A. クリニックとしては、年間300例ほどです。
      個人としては、母体保護法指定医師2名(志馬千佳・志馬裕明)は、これまでの産婦人科歴20年の間で2,000例以上の中絶・流産手術を経験しております。
  11. Q11.手術は痛いですか?
    • A.痛みはほとんどございません。
      手術中は、静脈麻酔という方法で「意識」と「痛み」を取り去ります。当院の手術中に「痛みや恐怖」を覚えたという方はほとんどいらっしゃいません。 手術後は、下腹部に軽度の違和感(鈍い痛み)を認めることがありますが、日常生活に支障を来すことはほとんどございません。痛み止めが必要な方もほとんどいらっしゃいません。
  12. Q12. 麻酔からちゃんと目が覚めますか?
    • A. ちゃんと目は覚めます。
      幸いなことに、これまでのところ、この手術の麻酔で目が覚めなかった経験はございません。静脈麻酔という全身麻酔の一種ですが、深く眠っているのと同じ状態で、強い刺激を与えれば覚醒します。気管内挿管して人工呼吸器を装着する全身麻酔とは異なりますので、ご安心ください。
  13. Q13. 手術は夜でもできますか?
    • A.承りかねます。
      安全を最優先して、必ず昼間に手術を行います。術後に十分な経過観察が可能で、万が一の場合には高次医療機関との連携が容易だからです。
  14. Q14. 「吸引法」でしていただけますか?
    • A. はい、もちろんです。
      当院では妊娠12週未満の手術しか承っておりませんが、この範囲であれば、原則全例、吸引手術を行っております。吸引だけではどうしても排出しにくい場合に、胎盤鉗子という把持する器具を併用する場合もございますが、掻爬法(掻き出す方法)は行っておりません。
  15. Q15. 「掻爬法」を勧めている病院もあるようですが?
    • A. お勧めしかねます。
      中絶手術の術式について言及しているHPを一通り拝見する限り、掻爬法を勧めている理由はいずれも「病院側の都合」であることがほとんどで、経験や主観が優先され科学的根拠がやや乏しいように見受けられます。当院では、世界保健機構(WHO)「安全な中絶ガイドライン第2版2012年」を遵守して、できるだけ安全で安心な世界的標準治療を行うよう心がけております。
  16. Q16. 術前準備(子宮頸部拡張)は必要ですか?
    • A. はい、お勧めします。
      前出のガイドラインでも、第一三半期(妊娠14週未満)であっても中絶手術前は、何らかの子宮頸部の準備をした方がよいと強く推奨しています。
  17. Q17.お支払いは分割も可能ですか?
    • A.承りかねます。
      現金またはカードで、手術前に一括でお支払いいただきます。
  18. Q18. 手術後に何か必要な検査はありますか?
    • A. 全例、摘出した子宮内容物(妊娠組織)の病理組織検査を行います。
      手術で妊娠組織がきちんと取り出せたかどうか、まれに見つかるがんなどの異常所見がないかどうか、を確認します。本検査は中絶手術を施行したすべての方に行い、費用は手術料金に含まれておりますので、特別な意思表示も費用も必要ありません。ご安心ください。結果は、術後1週間頃の診察時にご説明します。
  19. Q19. 中絶手術後、1週間後の診察は必要ですか?
    • A. 必ず必要です。
      術後の合併症の有無、子宮内容物の遺残の有無などを確認し、経過良好かどうかを判断します。術後病理組織検査に問題がないかどうかも確認し、今後の避妊方法もご相談します。この術後の検査や診察、指導までを含めてこそ「未来を育む中絶手術」と言えます。
  20. Q20. 中絶手術後、早めに受診した方がいい場合はありますか?
    • A. ございます。
      日常生活に支障を来すような持続増強する痛みや出血、発熱があれば、1週間後の診察を待たずに早めに受診してください。損傷や感染の可能性も否定できません。
  21. Q21. 中絶手術後、帰宅してからの家事や育児に支障はないですか?
    • A. ほとんどございません。
      麻酔の影響で少しボーッとすることはあるようですが、家事、育児に支障をきたすほどではありません。術後1週間は、生理用の出血と下腹部痛(または違和感)が持続しますが、通常の生理と同程度のことが多く、日常生活にほとんど支障はございません。
  22. Q22. 中絶手術後、安静は必要ですか?
    • A. 翌日からの安静は不要です。
      中絶手術の翌日からは、通常通りの生活が可能です。特別な安静や休業は不要です。
  23. Q23. 中絶手術後、いつから働けますか?
    • A.通常は手術翌日から就労可能です。
      手術当日は麻酔をかけますので、手術当日術後の就労はお控えください。
  24. Q24. 中絶手術後、いつからセックスができますか?
    • A. 術後に出血が持続している間は、セックスはお控えください。
      具体的には、術後1週間の診察で経過が良好と判断されれば結構です。
  25. Q25. 中絶手術後、いつからアルコールは飲めますか?
    • A. 術後に出血が持続している間は、アルコールをお控えください。創傷治癒に影響します。 術後1週間頃の診察で経過が良好であれば、アルコールはお飲みいただいて結構です。
  26. Q26. 中絶手術後、いつから避妊が必要ですか?
    • A. 術後すぐから避妊は必要です。
      術後1回目の月経が発来するまでに排卵することがあります。望まない妊娠と中絶を繰り返さないためにも、今後は、より確実で安全な避妊方法へ速やかに変更することを強くお勧めします。当院では術後1週間頃の再診時に経過が順調であれば低用量経口避妊薬(ピル)の服用を開始していただきます。 
  27. Q27. 中絶手術後、いつから生理が始まりますか?
    • A. 術後30-50日程度で生理は再開します。
      50日以上経っても生理がこない場合は、再度の妊娠の可能性も含めて、手術をお受けになった病院に必ずご相談ください。
  28. Q28. 中絶に関して何か届出は必要ですか?
    • A. 不要です。
      当院では妊娠12週までの人工妊娠中絶術しか承っておらず、妊娠12週までの中絶では特別な届出の必要はありません。
  29. Q29. 手術で摘出した赤ちゃん(妊娠組織)はどうなりますか?
    • A. すべて術後の病理組織検査に提出し適切に処理します。必要に応じて専用業者が回収処理することもございます。
  30. Q30. 供養をした方がいいですか?
    • A. どちらでも結構です。
      供養は個々の心の問題です。お気の済むようになさるのが一番です。当院でも定期的に、生まれてこられなかった命に対する供養を行っております。どうぞ、ご安心ください。